愛甲の架空鉄道あれこれ

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2006年 03月 26日

南海高野線

能勢電車&京津線巡りの翌日。
宿泊していた梅田のホテルを8時半に辞した私は、その足で御堂筋線の梅田駅へ向かいました。
やってきたのは「ポールスター」こと北大阪急行8000形。
この電車の金の掛かりっぷりにはいつもホレボレします。さすが阪急系列。
…っと、今日はそんなことより、なんばから南海高野線に乗るのです。



高野線といえば、何といっても50パーミルの急勾配と急曲線が織り成す山登り区間。
山行き電車が好きな私が放っておくわけがありません。

なんばに到着するや否や、9時15分発の「こうや号」のチケットを確保。
初めて高野線の山登り区間に乗るのですから、ここは奮発して特急に乗ります。
なじみのない路線の特急券を買うときは、いつも胸が高鳴ります。

高野線は以前、河内長野からなんばまで乗ったことがありますが、そのときは居眠りをしてしまったので、正直あまり印象に残っていない路線でした。
というわけでじっくりと沿線風景を楽しみます。

大阪南部の中心都市・堺を抜け、大阪狭山や河内長野といったベッドタウンを走っていくと、電車はやがて郊外から山の中へ。
このままのどかな山間の風景が続くかと思いきや、紀見の峠を越えると山の中とは思えないニュータウンが突然現れるなど、車窓は比較的変化に富んでいて、なかなかおもしろいものがありました。

b0060079_23273230.jpgそして本題の山登り区間へ。
橋本の駅で後ろにぶら下がった「りんかん号」を切り離し、身軽になった「こうや号」は、身をくねらせて和歌山線をくぐり、紀ノ川を渡ると、高野山に向かって山裾にまとわり付くように坂を登り始めます。
九度山の駅を過ぎると線路はにわかに谷あいへ。そして高野下の出っぱなにあるヘアピンカーブに早速ビビる私。
そんな私の驚愕をよそに、「こうや号」はゆっくりと山への歩みを進めます。カーブでは、3両目に乗っていても先頭車の側面が見えることもしばしば…
フランジの啼く声が、聖地へ向かう修験者の読経のごどく深山幽谷にこだまします。

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こうしてどこまでも続く急勾配に、繰り返されるカーブとトンネル…まさに山岳路線の魅力に満ち溢れた山道を登ること30分、ようやく到着した終点・極楽橋駅。駅はそのままケーブルカーのホームにつながっています。(というか周りに何もない…)
せっかくここまで来たのですから、高野山のほうまで足を伸ばしてみようと思います。
ケーブルカーは電車の接続を取ると、すぐに発車しました。最急勾配511‰の急坂を、5分ほどかけて登っていきます。

高野山駅からはバスに乗り継いで各方面に行くことになりますが、このバスが走る道もやたらとクネクネしてること…
「これはバス酔いする人には極楽どころか地獄なんじゃないか」と思いつつバスに揺られて、とりあえず金剛峰寺へ向かいました。(さすがに社寺についてのレポートは割愛します。私は高野山の社寺について熱く語れるほどの知識を持っていませんので…)

そして帰りも「こうや号」でなんばへ。そろそろ東京へ帰らねばなりません。
寂寞とした極楽橋駅の雰囲気を味わいつつ、発車時間を待ちます。
b0060079_23423837.jpg

やがて発車時刻になると、「こうや号」は数少ない乗客を乗せて、ゆっくりと極楽橋駅を後にしました。
「山は登るときよりも下るときのほうが危ない」というのは言い得て妙で、「こうや号」も慎重に山を下ってゆきます。しかしそのゆったりとした足取りも九度山まで。
山裾に躍り出た「こうや号」は、今までの慎重さが嘘のようなスピードで転がるように走り出し、紀ノ川を越えてゆきました。あとはなんばまで駆け抜けるだけです。

さて、この2日で乗ってきた能勢電車、京津線、高野線…
どの路線も私の期待を裏切らない、素晴らしい「山行き電車」たちでした。私は、新しい発見とサプライズを胸に帰路につきました。
とはいえ、ヒネクレ者の私のことですから、このまま素直に東京へ帰るはずがありません。
その話はまた後日…
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by aikoh_denki | 2006-03-26 23:53 | 旅行


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