愛甲の架空鉄道あれこれ

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2010年 02月 20日

新鋭

b0060079_0105734.jpg【キハ111 107】 1996年6月12日 土浦駅にて
長らく国鉄型気動車が割拠していた常武線に、ついにこの日がやってきた。
1996年3月16日をもって、JRが誇る高性能気動車・キハ110系列が高崎区に大量投入され、八高・常武線用として長らく使われていた国鉄型気動車を一掃したのである。

同時に八高線は八王子-高麗川間が電化され、川越線や青梅線と一体化した運転形態に移行し、八王子-高麗川-土浦といった八高・常武を走りぬくロングラン運用は消滅。
こうして、生まれてこのかた兄弟同然のように扱われてきた八高線と常武線は、バラバラに寸断されてしまった。

そしてなによりも、「関東最後の国鉄型気動車の王国」が瓦解したという事実。
時代の流れとはいえ、そこにはもう、筆者の観たい風景はなかった。
ゆえに筆者はこのキハ111-107を撮影して以来、常武線に乗るどころか、訪ねることもしていない。



<以下、作者メモ>
【実車番号:キハ111 107】 1993年6月12日 磐越東線郡山駅にて撮影

私は実のところ、JR常武線の「筆者氏」ほど、キハ100・110系列を嫌ってはおりません。
そのスマートな外見と鋭い走りは、国鉄型気動車とはまた違った魅力があると思っています。
曲がりなりにもキハ100・100系列はJR東日本の非電化線区の主役であり、気動車を趣味の対象とする者からすれば、
旧型だろうが新型だろうが、何ら変わることはありません。むしろ愛でるべき存在です。

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【キハ52 123】と【キハ110 107】 1991年7月31日 小海線小淵沢駅にて

そして、今では気動車の世代交代の早さに驚かされるばかりです。
国鉄型気動車が、キハ10の登場から、キハ20、58、30、45、40…と形式の種類を増やしつつも結局、最終期まで混用され、完全なる世代交代というものを果たせずにいたのに、
JR化後は線区ごとに車種があっという間に統一され、その車両群も20年もしないうちに新車に切り替わるというめまぐるしさです。
キハ100・110系列も、登場から早20年。今では新進のキハE120系やE130系、ハイブリッド気動車E200系に追われる存在になりつつります。
この調子だと、「さよならキハ110」などという列車が運行される日も、案外近いのではないかと思ってしまいます。

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【キハ110 4 急行陸中】 1991年8月25日 東北本線盛岡駅にて
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by aikoh_denki | 2010-02-20 00:11 | JR常武線


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