愛甲の架空鉄道あれこれ

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2005年 10月 10日

常総の方向幕

京北さんのブログで、行先幕の魅力について語られている記事を見つけました。

京北さんと同じく、私もどうしても行先幕に目が行ってしまう性質の人間なので、京北さんのおっしゃることがよくわかります。
今はもう目にすることはなくなりましたが、私の地元でもかつては[準急|我孫子]とか[準急|取手]なんて幕が普通に見られた時もありました。
自分となじみのない、遥か彼方の駅名を掲げて走る電車には、旅情をそそられるものがあります。

はてさて、京北さんではありませんが、かように行先幕が魅力的なものである以上は、我が常総の行先幕というものにも興味が沸くものです。
そこで今回、いろいろと幕について考えてみました。



1.行先方向幕(側面幕)の仕様
常総の行先幕(側面)の仕様は、左側に種別を、右側に行先を表示する分割式のものとします。
なお、コマ数を節約するため、種別と行先は独立して制御できるようになっています。(図1)

b0060079_324771.gif図1:常総の行先方向幕のフォーマット(側面幕)
左側の種別幕(各停)と右側の行先幕(武蔵小杉)は、独立した制御ユニットを持っており、個別に制御されます。


2.種別の種類
常総で普段使用される列車種別は4つです。
具体的には「特急」「急行」「準急」「各停」となります。(図2~図5)
このほかに「快速」と「通勤急行」幕も存在していますが、現在は常用していないため割愛します。

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図2:特急幕(特急かすみ:水戸)



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図3:急行幕(急行:宇都宮)



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図4:準急幕(準急:田端)



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図5:各停幕(各停:水海道)




3.方向幕対照表
常総の車両は、おのおのの運用線区に基づいて、何種類かの行先幕パターンを持っています。
ここではその方向幕対照表を公開します。(図6~10)

図6:直流通勤車用対照表。
直流車は交流区間には入線できないため、茨城線水海道以北の駅名を装備していません。
また、分割併合運転や支線運転時の乗務員の負担を軽減するため、2つの行き先を併記した幕や支線運転用の幕が多く装備されているのが特徴的です。
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図7:交直両用通勤車用対照表。
こちらは直流車とは逆に、電化線区ならどこでも入線できるので、各電化路線の駅名を一通り装備しています。
ただし、交直流車は茨城線での運用がほとんどのため、行先幕の内容や配列も茨城線を中心としたものとなっています。
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図8:地下鉄直通車用対照表
地下鉄直通車は、地上専用車と比較して区間運転用・分割併合運転用の幕がない代わりに、乗り入れ先の都営三田線や東急線の駅名の幕を持っています。
また、ダイヤ混乱時などに突発的に発生するイレギュラー運用に備え、通常は乗り入れない東急線武蔵小杉以南や東京メトロ南北線、埼玉高速線の駅名も装備しています。
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図9:特急車用対照表
停車駅が限られる特急車の場合、通勤車に比べて行先幕のコマ数が少なくなっていますが、「かすみ」「しもつけ」といった列車名を併記した種別幕や、「筑波山号」や「霞ヶ浦釣行号」「水戸観梅号」など、特定の臨時・季節列車用の幕を持っていることが特徴的です。
ちなみに、直流専用車・交直両用車とも同一の幕を装備していますが、当然ながら直流専用車は交流電化区間には入線できないため、直流車の茨城線系統の幕が使用されることはありません。
逆に、交直流車の宇都宮線系統の幕ですが、車両運用の都合で宇都宮線の特急に充当されることもあるので、こちらはしばしば使用されます。
なお、種別幕にある「常陽」はかつて使用されていた愛称であり、現在は使用されていません。
同じく種別幕の「那須路」と、行先幕の「黒磯」と「西那須野」は、JR東北線乗り入れを考慮したものですが、いまだ直通運転は実現していません。
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図10:新型気動車用対照表
常総の場合、気動車は基本的に各路線専属のため、使用するコマは限られますが、幕自体は全車共通のものを使用しています。
特筆すべきは、常急線の各主要駅はもちろんのこと、JR線(常磐線と水戸線)・真岡鉄道線・鹿島臨海線といった他社線の駅名も備えていることです。これは気動車の特徴である、電化(電化方式)・非電化を問わない高い機動性と、輸送需要に応じて自由自在に連結両数を変更できる汎用性を考慮した結果です。
現在のところ、常急線から他社線への定期直通運転はありませんが、いつでも乗り入れ運転ができるようになっています。
なお、手動式の方向幕を持つ旧型気動車も一部で残っていますが、こちらについては一部の主要駅と非電化区間の主要駅のみを掲載した幕となっています。
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4.補足事項
以上4パターンの幕をご覧に入れましたが、各パターンとも、比較的使用頻度の高い種別・行先をなるべく近くに配置することで、幕の回転時間の削減や巻取り装置の負担を軽減する配慮が行われています。
なお、一部の旧型気動車を除く常急車の方向幕は自動巻取り式となっており、乗務員は任意の種別・行先の数字を、乗務員室に設置された種別・行先幕制御器に入力することで、種別幕や行先幕の変更を行うことができます。

…しかしこんな時間まで俺何やってんだ。。。
あと、「乗務員室」を「常務陰湿」と変換するのはやめてくれ…>IME2000
漢検協会の誤変換コンテストに出してやろうかな…)
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by aikoh_denki | 2005-10-10 03:40 | 常総急行


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