愛甲の架空鉄道あれこれ

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2005年 09月 24日

私鉄駅っぽいJR駅

先日、とあるJR線に乗車した折、私はひとつの発見をしました。

「何だこの駅…JRの駅のくせに妙に私鉄くさい…!?」



その駅とは、埼京線の十条駅です。

電車の中から見ただけなのですが、あの駅周辺のごちゃごちゃ具合といい、駅の両側を踏切に挟まれている点といい、改札とホームが直結してるところといい、あの雰囲気は完全に私鉄の駅でした。個人的には、埼京線ではなく、東上線の駅の雰囲気に近い感じを受けました。

今回は電車の中から見ただけなので、写真を撮影していないのが残念なところですが、東京の鉄道に疎い人に十条の写真を見せつつ「私鉄の駅だよ」と嘘をついても、おそらくバレることはないでしょう。とにもかくにも、私の目には、十条は「私鉄の駅」として写りました。

さて、十条に隣接する両駅-すなわち赤羽と板橋に目を向けると、双方ともに国鉄・JRの駅の雰囲気を持っています。赤羽は、言うまでもなく東京北部の一大ジャンクションであり、(今は機能していないらしいのですが)貨物側線を有する板橋もいかにも「国鉄の駅」然としている中で、この十条だけがなぜか「私鉄の香り」を漂わせています。

歴史を紐解くと、埼京線の出自は赤羽線、さらに遡れば日本鉄道品川線へとたどり着きます。
つまり埼京線・赤羽線も実は「私鉄」だったのですが、国有化は1906年(明治39年)と、今から100年近くも前の話になります。さらに十条は1910年(明治43)年の開業、つまり国有化後に開業しているので、赤羽線が元私鉄であったことが十条が私鉄くさい駅になった理由にはなりえません。

では、なぜ十条だけが私鉄くさくなったのでしょうか?
十条が私鉄くさくなった理由、それは実のところ、私にはわかりません。
地理的条件と歴史的条件が絡んだ結果であるということは確かだと思うのですが、実踏等も含めて、いろいろ調べてみる価値はありそうです。

おそらく、ほかにも探せば十条駅のような「私鉄駅っぽいJR駅」というのは見つけられると思います。
南武線の各駅などはその顕著な例ですが、南武線は戦時買収で国鉄線の一員となったので、「国鉄の一員」になってからまだ日も浅く(それでも60年以上経過していますが)、私鉄っぽさが随所に感じられるのは当然のことだと言えます。

私が会いたいのは、国鉄、あるいは明治時代の私鉄が作った駅なのに、妙に私鉄っぽい駅です。
十条駅のおかげで、私の鉄道趣味に、新しい楽しみが増えました。
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by aikoh_denki | 2005-09-24 00:10 | 実在の鉄道


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