愛甲の架空鉄道あれこれ

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2004年 11月 28日

イレギュラーな奴らに乾杯

かつて相鉄にモハ6021というクルマがいました。

相鉄6000系というと、濃淡の緑をまとい、裾にオレンジをあしらった鋼製車を思い浮かべますが、この6021号だけはアルミ製の車体を持っていました。



現在、相鉄といえばアルミ車が幅を利かせていますが、この6021号はそれらアルミ車の試作車として製造されました。この6021号で得られたデータや経験が、のちに5100系や2100系に受け継がれ、今日の「アルミ車王国・相鉄」誕生の布石となったことから、6021号は相鉄アルミ車の始祖と言っても過言ではないでしょう。そんな6021号ですが、アルミ車であるにもかかわらず、鋼製車の編成に組み込まれており、銀色の車体を輝かせながら鋼製車編成を率いて走るその姿は、遠目にもよく目立ち、非常に印象深いものでした。

さて、鉄道会社は大概の場合、車両の型や機器、取扱方法をできるだけ整理したいと考えているようですが、実際には6021号のような試作車をはじめ、優等車からの格下げ車、VVVF制御の試験車や試作冷房車などのいわゆる「異端児(イレギュラー)」が存在するため、どこも一筋縄ではいかないことが多いようです。

故にそういったクルマは多くの場合、運用が限定されたり、早期に廃車になってしまうなど、薄幸な面がありますが、一方で機器や設備を標準的なものと揃えることで、他のクルマと何ら遜色なく使用される場合もあります。しかしながら、それでもやはり独特のアクが抜けない車両が多いようで、結局、異端児は厄介扱いされることが多いようです。ファンからすれば、そのアクがかえって魅力となる場合が多いのですが…

このようにファンからは好かれ、逆に会社からは嫌われる「異端児」ですが、架空鉄道で車両を扱うときにも、単に同じ型の車両(量産車)ばかりを登場させるのではなく、こういった「異端児」を混ぜ込むと、設定に面白みが加わり、また、より「それっぽく」見えるようになるのではないかと思います。ついでにその異端児をネタに小話のひとつでも書けば、その架鉄の世界が広がること請け合いです。私ならその小話を肴に、酒の一杯でもひっかけることでしょう。

「異端児(イレギュラー)な奴らに、乾杯」とつぶやきながら。(←危ない奴だな)
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by aikoh_denki | 2004-11-28 06:52 | 架空鉄道全般


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